たそがれ煎餅のダーツブログ

ダーツについてアレコレ書いたり書かなかったり

セッティングによるダーツの飛びの違い

 

 

 

 一般論は本当に正しいのか?

 

一般的に言われる

  • フライトが小さい:直線的に飛ぶ
  • フライトが大きい:山なりに飛ぶ
  • シャフトが短い:直線的に飛ぶ
  • シャフトが長い:山なりに飛ぶ

というのは大きな間違い!!(個人的見解)

 

あまりに一般的に語られすぎているため

多くの人がこの考えを信じ込んで

セッティングを決めてしまっていると思います。

自分で色々なセッティングを試して

実際の飛びを確認してみて下さい。

イメージと実際の飛びにズレがあるかもしれません。

 

フライト、シャフトは

ダーツをどういう角度で

ボードに進入させたいかで選ぶのが重要です。

 

 

 

フライトの大きさによるダーツの飛びの違い

フライトの役目は上下左右にぶれた姿勢を

進行方向に修正することです。

 

つまり、芯抜きで投げれば

そもそも修正する必要がないので

フライト、シャフトを変えても

飛びはほとんど変わりません(たぶん)。

 

芯抜き、裏抜き、表抜きについては

前回の記事を参照。

twilight-rice-cracker.hatenablog.com

 

 

ここでは例として

裏抜きで投げて検証しました。

 

【検証で使用したセッティング】

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バレル:Fallon steel(24.5g)

シャフト:Fit carbon normal lock #3(24mm)

フライト(緑):Fit Air スリム

フライト(赤):Fit Air スタンダード

 

 

【GIF動画で比較】

緑:スリム / 赤:スタンダード

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【動画(YouTube)で比較】

緑:スリム / 赤:スタンダード

 

 

【連続写真で比較】

緑:スリム / 赤:スタンダード

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【刺さった角度の比較】

緑:スリム / 赤:スタンダード

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【イメージ図】

緑:スリム / 赤:スタンダード

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裏抜きで投げた場合、

ポイント(チップ)が上向きで

飛び出したダーツは

フライトの修正力によって一旦水平になり

その後ポイント(チップ)が下を向きます。

そして、さらに水平になろうとします。

 

小さいスリムフライト(緑)の場合

ポイント(チップ)が下を向いたタイミングで

ボードに刺さっていますが

 

大きいスタンダードフライト(赤)の場合

ポイント(チップ)が下を向いてから

さらに水平になろうとするタイミングで

ボードに刺さっていることがわかります。

 

フライトが大きい方が修正力が大きく働き

早いタイミングで修正が始まり

上下の振動の周期も短い

(姿勢を修正しようとする動きが速い)です。

 

 

 

シャフトの長さによるダーツの飛びの違い

シャフトが短い方が振動の周期が短く

(姿勢を修正しようとする動きが速く)、

シャフトが長い方が周期も長い

(姿勢を修正しようとする動きが遅い)です。

 

メトロノームに例えると

オモリの位置が近い方がテンポが速く

遠い方がテンポが遅いことを

イメージすれば分かりやすいと思います。

 

撮影や編集がめんどくさくなって

こちらは動画や画像はありません。

申し訳ありません。。

自分で確認してみて下さい。

 

 

 

まとめ

  • フライトが小さい:振動の周期が長い
  • フライトが大きい:振動の周期が短い
  • シャフトが短い:振動の周期が短い
  • シャフトが長い:振動の周期が長い

 

 

ダーツが右向きや左向きに刺さってしまう人は

ちょうど真っすぐ刺さる周期の

フライト、シャフトを選んでみましょう。

 

裏抜きや表抜きで投げていて

刺さる角度を変えたい人も

この周期を理解すれば

セッティングによって角度を調整できると思います。

 

シャフトの長さによる影響より

フライトの大きさによる影響のほうが大きいので

まずはフライトの大きさを色々変えて

試してみると良いと思います。