PERFECT2019 男子ベストバウト5選
2019年のPERFECTプロツアーが終了しました。
そこで、今年1年を振り返って特に印象に残った
男子の試合を5つ紹介したいと思います。
たそがれ煎餅が選ぶ2019ベストバウトはこれだ!
【第5位】津村友弥 vs 伊藤將康(第23戦 長野 決勝)
どちらが勝っても初優勝となる決勝戦。
互いに一歩も譲らず、勝負は最終セットの最終レグに。
伊藤選手の先攻でクリケットがスタート。
第7ラウンド、伊藤選手が20・17・15と
3つエリアを持っているのに対して
津村選手はこれからブルをオープンして
加点しなければならず、圧倒的に劣勢な状態。
ここから津村選手は
第7~第12ラウンドまでの6ラウンド
1本もブルを外さずに粘りまくります。
そして第13ラウンドにワンチャンがくるが、、
試合動画
【第4位】大石藍貴 vs 吉野洋幸(第33戦 広島 準決勝)
今年、素晴らしい活躍をみせた2人の対決。
第3レグのクリケット、実況はおなじみのT-B。
T-B「吉野選手、下が少し精度欠くんですよね」
→吉野:T19
T-B「下ちょっと精度欠くんですけど」
→吉野:T19
T-B「下、精度欠くんですけどね」
→吉野:T19
T-B「下、精度欠くんですけどねww」
と、実況をあざ笑うかのような吉野選手の19BEDから
試合は凄まじい打ち合いに!
驚異のスタッツを叩き出した第3レグに注目。
試合動画
【第3位】鈴木徹 vs 大石藍貴(第5戦 石川 準決勝)
第4レグ、鈴木選手の先攻で501スタート。
鈴木選手が140、180、165と削り
16残りの10ダーツテンパイ。
対する後攻の大石選手。
180、180と決め、141残りの9ダーツテンパイ。
9ダーツを決めなければ、次のラウンドで
確実に鈴木選手が上がるだろうという
プレッシャーの中、果たして、、
試合動画
【第2位】金子憲太 vs 浅田斉吾(第3戦 静岡 決勝)
白熱した試合展開で、勝負は最終セットの最終レグへ。
金子選手が先攻のクリケットで
いきなり180を決めれば
すかさず浅田選手が19BEDで返すという
とんでもないスタート。
第5ラウンド、金子選手が勝負にでます。
300対379と、点数が負けているこの時点で
T18でオープン、T16でオープン、S17でカット!
つづく浅田選手はS15を3本でオープン。
まだ300対379で浅田選手がリード。
金子選手はどう打つ?
なんと、ここでも加点にいかず
T15でカットからの、BULL、BULL!!
すると、今度は浅田選手が
「なめんなよ」とばかりに
T18でカット、T16でカット、からのBULL!
79点差で負けている金子選手。
勝つためにはBULLが5本必要だが、、
試合動画
【第1位】知野真澄 vs 浅田斉吾(第26戦 群馬 決勝)
最終セットの第2レグ、浅田選手先攻のクリケット。
ここまで加点重視の正攻法をみせていた
知野選手が奇策にでます。
20をオープンし、40点を加点した浅田選手。
対する、後攻の知野選手。
T19でオープン、からの、加点にいかず
T20でカット、さらにT18をオープンし
なんとホワイトホース!!!
つづく浅田選手は17をオープンし、さらに17点を加点。
ここで知野選手はどう打つのか?
またも加点にはいかず
T17でカット、T16でオープン、T15でオープン
と、驚きの2連続ホワイトホース!!
加点することなく、たった2ラウンドで
20~15まで閉めてしまうという奇策!!!
絶対王者の浅田選手相手では
普通に打ち合って(後攻ではなおさら)
勝つことは難しい。
そこで、浅田選手を揺さぶろうと
変わった攻め方をしたくなるんですが
思いついても決め切ることができない。
しかし、知野選手は完璧に決めてしまったのです。
さすが!!
試合動画
以上、たそがれ煎餅が選ぶベストバウト5選でした。
他にも素晴らしい試合がたくさんあったと思います。
みなさんの印象に残ってる試合は何ですか?
そして、次回は
女子のベストバウト5選を紹介します。