たそがれ煎餅のダーツブログ

ダーツについてアレコレ書いたり書かなかったり

飛びと刺さりを理解するための、ハードダーツのススメ

ソフトダーツを投げて

ボードに刺さらずに弾かれてしまう原因として

 

・セグメント

・チップ

 

が考えられますが

セグメントが問題なく

チップを色々変えても弾かれてしまう人は

ダーツの飛びと刺さりを確認しましょう!

 

ソフトダーツの場合は、

ビットと呼ばれる穴にチップが刺さるので

ボードに対して必ず垂直にダーツが刺さります。

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そのため自分のダーツが

どのような角度でボードに到達しているのか

理解していない人もいると思います。

 

ハードダーツの場合は

ダーツがボードに到達するときの

角度を保ったまま刺さります。

 

ソフトダーツの刺さる角度を確認するために

ソフトチップの代わりに

コンバージョンポイントを着けて

ハードボードに投げてみましょう。

 

コンバージョンはこういうヤツ↓

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この時、注意するのは

ハードボードからスローラインまでの距離!

 

ハードダーツなら

ハードの規格の距離(237cm)で投げて、

 

ソフトダーツ+コンバージョンで

普段のソフトの刺さる角度を

確認したいならソフトの規格の距離(244cm)

で投げること。

 

距離によって刺さる角度が変わるからです。

(最後まで読めば理由がわかります)

 

では、投げてみましょう!

 

 

こんな風に尻上がりに刺さってたり

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尻下がりに刺さってたり
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こんな風に斜めに刺さっているかもしれません。

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ハードダーツの場合は

角度がキツくてもボードに刺さりますが

ソフトダーツの場合はボードの穴が

垂直に空いているため

ダーツの角度がつきすぎると

刺さらずに弾かれてしまいます。

 

次に、何故このような角度で刺さるのか

ダーツの飛びを確認しましょう!

 

 

例えば、このように右下がりに刺さっている場合

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ダーツをリリースした直後から

この角度で飛んでいる訳ではありません。

上下左右に揺れて、最終的にこの角度で

ボードに到達したのです。

 

分かりやすい例として

フィル・テイラーのスローを見てみましょう。


PHIL TAYLOR in SUPERDARTS2018

 

リリース直後は

フライトが左を向いていますが

ボードに到達する時は

右向きになってるのがわかります。

 

自分のダーツの飛びを確認するために

スマホでスローモーション動画

(後ろからと真横からのアングル)を

撮ってみると良いでしょう。

 

3本投げて

3本ともバラバラの角度で刺さる場合

まずは3本とも同じ角度で刺さるように

練習しましょう。

 

3本とも同じ角度で刺さる場合

角度がキツすぎて

ソフトだと弾かれてしまうなら

修正した方がいいかもしれませんが

ある程度の角度であれば

ソフトなら刺されば問題なし

ハードなら逆にそれを活かした

攻め方をしましょう。

 

絶対に真っすぐ刺さらなければいけない

ということではなく

自分の飛びと刺さりを理解したうえで

どうやって攻めるか考えることが重要です。

 

 

尻上がりにT20の上に刺さった場合

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このダーツが壁になるので

2、3本目はこのダーツにぶつける気持ちで

投げればT20に入りやすくなります。

 

尻上がりにT20の下に刺さった場合

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このダーツがT20を隠してしまっているので

立ち位置を左右どちらかにずらして

横からT20を狙うか

T19にスイッチする必要があります。

 

フライトが右上がりにT20の下に刺さった場合

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見るからに邪魔ですね。

立ち位置を変えて右から狙うか

T19にスイッチする必要があります。

 

尻下がりにT20の下に刺さった場合

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2、3本目はこのダーツに乗せるイメージで

投げるとT20に入りやすくなります。

 

尻下がりにT20の上に刺さった場合

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このダーツがT20を隠してしまっているので

立ち位置を左右どちらかにずらして

横からT20を狙うか

T19にスイッチする必要があります。

 

フライトが右下がりにT20の上に刺さった場合

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見るからに邪魔ですね。

立ち位置を変えて右から狙うか

T19にスイッチする必要があります。

 

 

竹本吉伸選手は

フライトが右を向いて刺さりますが

2本目、3本目を投げるときは

立ち位置を右にずらして

先に投げたダーツに乗せるイメージで

投げているそうです。(動画の5:00〜)

2年以上前の動画なので

今は投げ方が変わっているかも知れませんが。。

 

でも、やっぱり

刺さる角度がキツすぎて

ソフトだと弾かれてしまう人や

もう少し刺さる角度や飛びを

修正したい人もいると思います。

 

リリースを変えることによって

ダーツの飛びと刺さりが大きく変わります!

 

 

 

リリースタイプ別、ダーツの飛びと刺さりのイメージ図

【芯抜き】

ダーツの進行方向と同じ角度でダーツをリリース

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【裏抜き】

リリース直後にチップ側が上がるように

縦回転の力を加えてリリース

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チップが上を向いた角度をキープしたままリリース
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【表抜き】

リリース直後にチップ側が下がるように

縦回転の力を加えてリリース

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チップが下を向いた角度をキープしたままリリース
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飛びや刺さりは色んな条件で変わるので

絶対にこうなる訳ではなく

だいたいのイメージです。

 

投げ方を変えて

理想の飛びと刺さりになるには

かなりの練習量が必要になります。

 

しかし、ある程度なら

手っ取り早く修正できる方法があります。

 

それは、セッティングです!!!

 

思いっきり尻上がりに刺さるのを

尻下がりに修正することは

できないかもしれませんが

ある程度刺さる角度を変えたり

右向きに刺さるのを真っ直ぐ刺さるように

近づけることはできます!

 

と、いうわけで、セッティングの話はまた

次回!!